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当時のがおちん

■がおちん

 1989年以来、雲南省と少数民族に魅了されています。

 「雲南伝説」の原点は西双版納の勐混でした。 異なる言語と文化を持った様々な少数民族の人々が、市の開かれる日に集まり物々交換をしていました。 その独特な風貌と素朴で明るい人柄に接し、この地を離れたくなくなりました。

 炎天下を4時間半歩いてある村を訪ねたとき、家に招かれてお茶を飲ませていただきました。 主人はまず小さな子供に水汲みを命じて行かせ、その間に囲炉裏の火をおこし、 汗だくになって帰ってきた子供から水を受け取ってヤカンに移して沸かすという、手の掛かったありがたい一杯でした。

 また他の村では、「主人と私のみが先に食べ、余ったものを婦人と子供が食べる」という食事の習慣を知らず、 勧められるままに食べてしまい恥ずかしくなり、彼らの文化や歴史を学びたくなりました。

 以来、昆明に留学して少数民族の歴史や文化を学び、休日には少数民族の地を訪ねていましたが、 改革開放の影響は大きく、たった数年で雲南の輝きは薄れていきました。 1996年に至っては西双版納の乱開発にショックを受け、親しくしていた人の死もあり、その後は雲南から遠ざかっていました。

 今回、20年ぶりに少数民族の知人を再訪することもあって、これまでの出来事と記憶を「雲南伝説」として紹介することにしました。

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